2016年I期 1-2

地域特性を活かした持続可能なビジネスモデルを考える
-青森県津軽地方のりんご産業を中心として-

コース概要

担当教員 金藤 正直・竹本 研史
日程 2016年8月23日(火)~26日(金)
場所 JA津軽みらい平賀販売センター、木村果樹園、
産直センターひらか(アグリアス)、弘前大学、
弘前市りんご公園、津軽藩ねぷた村、
弘果弘前中央青果(株)、板柳町ふるさとセンター、
りんごワーク研究所、弘前実業高等学校(弘実)
参加人数 34名 ※弘前実業高等学校から11名参加

コースの狙い

りんご生産量が日本一である青森県には、りんご産業を支える組織(自治体、研究機関など)や、りんごの生産・流通を行っている組織(農家、製品・加工、流通・販売など)が数多く存在しています。これらの組織は、個々に活動しているだけではなく、組織間で連携して、商品開発や販路開拓・拡大なども行っています。今年度のフィールドスタディ(FS)では、青森県津軽地方におけるりんご産業に関連する組織や関係者への調査、また、りんご産業の形成基盤となっている「まち」の歴史・文化も考慮に入れながら、りんご産業の活性化策とともに、桃などの新たな資源も考慮に入れた津軽地方の新たな活性化の方向性も検討対象としました。

内容

今年度のFSでは、初日(23日)から高校生11名と一緒に、訪問先での学習とそれに基づく研究・調査を行いました。初日は、前日の台風の影響により、「津軽の桃」である生産者の木村果樹園と流通・販売業者であるJA津軽みらい平賀販売センターと産直センターひらかに訪問できませんでしたが、本学部生、弘実の高校生と教員、弘前大学(弘大)教員との交流会を弘大生協で開催し、今回のFSの目的や取組内容などを共有しました。2日目(24日)は、弘前市りんご公園と津軽藩ねぶた村(行政が関わっている事業組織)への訪問と、路地裏探偵団(地元有名人組織)との市内散策を通して、津軽の歴史・文化と現在の「まち」の特徴、りんご産業の歴史、りんごの特性などを学習しました。3日目(25日)は、弘果弘前中央青果㈱(流通業者)と板柳町ふるさとセンター、りんごワーク研究所(町営の生産・加工・販売業者)を訪問し、りんご産業を支える組織間関係やビジネスモデルの特長を学習しました。そして、最終日(26日)は、弘実において「高大連携チームによる持続可能なビジネスモデルの検討・報告会」を開催し、事前学習および3日間の学習に基づく研究・調査報告とそれに対する議論・意見交換を通して、りんご産業が将来展開すべきビジネス、また、桃も活かした新たなビジネスの方向性を提案しました。

ねぶた村での調査
りんごもぎ取り体験
検討・報告会の様子

学習を終えて

東奥日報社の取材を受けた学生からは、「同世代の若者が農業で頑張れる環境づくりが必要」であり、また、「りんごは健康食材。食べるだけではなく美容面にももっと活用」すべきである、というアイデアも出されました(9/4朝刊15面)。今後のFSでは、これらの点をさらに深く掘り下げて、りんご産業の新たなビジネスモデルをデザインしていく予定です。