2016年I期 1-5

吉川FS ブナの森から農業と農村を考える

コース概要

担当教員 田中 勉
日程 2016年8月21日~24日
場所 新潟県上越市吉川区
参加人数 20名

コースの狙い

尾神岳のブナの森から水田地帯にかけての吉川の美しい自然の中で、川や溜池からの農業用水を確保する工夫を観察し、集落営農・新規就農について関係者の話を聞いて、農業と農村の現状を学び、将来を考えます

内容

上越市吉川区は稲作を中心とする農業地域。尾神岳(750m)から日本海にかけての、山間地に点在する棚田と平地の大規模区画の整備された水田、という対照的な農業の姿を見ることができます。日本の農業の縮図と言える地域です。ここでのフィールドスタディは16回を数えました。参加者は延べ300名を超えています。
このFSの魅力は「発見」です。自然と農業の関係を具体的に考えることをめざし、ブナの森から流れ出る川の流れをたどりながら取水堰・溜池・用水路・田んぼへと水を確保・利用する工夫を見学します。また、高齢化と後継者不足という厳しい現実の中での新たな農業と農村の展開を学びます。いずれも関係者から直接話を聴く、実地に見学するという五感を使ってのFSです。
毎日が「発見」の連続です。満天の星、ブナの葉のそよぎ、稲穂の波、自然の美しさと豊かさを実感します。一方で、思い通りにならない天候、日照りや長雨、猪や鹿の獣害など自然の厳しさ知ることにもなります。農業に携わる人の優しさ暖かさを感じながら、さまざまな「発見」から「考える」ことへ、そんな充実した時間を持てます。

尾神岳での記念写真
用水路の分岐で水配分の仕組みを学ぶ
お米はもちろん、おいしいジェラートも食べました

学習を終えて

「直接農業にたずさわっている方々に、お話をうかがうことができたので、普段の生活や想いをより身近に感じて学ぶことができました。農業の難しさや、改善したいけどなかなか取り組むことが難しいこと、また、農業での成長する喜びや生きがいなど、様々な想いを直に聞くことができて、農家の方々はこんな風に思って私たちに作物を届けてくれているのだな、と思いました」(2年、中山亜利沙)